現代ストレスの原因は、人間関係や仕事だけではありません。お金の問題も大きなストレス要因となります。
別の記事でも節約について触れたことがあったな。
そうだね。今回は固定費の中でも一番の出費になる家賃について考えていこうと思っているんだ。
人間は住処にもお金が掛かるからな。だがお前はお金の専門家ではないだろ?何か特別な知識でも持っているのか?
恥ずかしながらお金や不動産に関する専門知識は持ち合わせていないよ。でも、僕も就職したてのころは(今もだけど)お金が無くてね。自分なりに節約方法を考えて生活してたんだ。
正直、僕が取り上げる節約記事は、自分の節約生活をもとにしたものだから、特に専門性があるわけじゃないんだ。でも逆に言えば、それだけ実生活に即したやり方でやってきたから、参考になる部分もあるかなと思うんだよ。
なるほど。「お金の専門知識もない平凡なおっさんが節約生活やってみた」的なやつだな。面白い。やってみろ。
はい!ありがとうございます!
・・・あれ?
住居費について考える
賃貸暮らしの場合、支出額のトップは十中八九家賃でしょう。それだけ、住居費は家計を圧迫します。また、家賃はクレジットカードで支払えることも殆どないので、各カード会社のポイント(例:楽天カードであれば楽天ポイント等)に還元することもできません。
一般的に家賃は手取り収入の3分の1以下に抑えることが望ましいとされています。手取り20万の人なら、6万5千円以内に抑えることが望ましいということですね。
賃貸暮らしの場合は、この家賃についてどのように考えていくかが大切になります。今回は、住居について快適さと価格(家賃)の観点から考えていきたいと思います。
快適さを取るか価格を取るか
一般的に、快適さと物件価格は比例しています。快適性を求めれば家賃はそれだけ上がっていきます。住居を決める場合、快適性と収入と価格を見比べて、その落としどころを計っていくことになります。
では、家賃が上がる要因には何があるのでしょうか?家賃の上がりやすいポイントを3つに分けてみましょう。
1.部屋の広さ
まずは部屋の広さです。広ければ広いほど、家賃は上がる傾向にあります。
2.利便性
とりわけ公共交通機関が発達している都市部では、駅から近い物件や都心に近い物件が家賃を高く設定されます。
3.物件自体の質
築浅年数やセキュリティ、屋内設備等の物件自体の質も価格に反映されます。一般的に築浅やオートロック付きの物件の方が家賃は高くなります。
上記の3つを兼ねそろえる物件は、確実にお高いですね。セレブ御用達の物件になりそうです。家賃をできるだけ節約したい人は、このいずれかあるいはすべてを妥協する必要があります。
妥協ポイント
ここでは、私(しんりや)の独断と偏見で選んだ妥協ポイントを上げていきたいと思います。
1.部屋の広さの場合
一人暮らしの場合は一番妥協できるポイントですね。最悪1Rでも良いのですが、1Rはキッチンが狭いです。私は料理をして食費の節約にも力を入れていたので、キッチンの使い心地も考えて1Kにしていました。1Rより大きめのキッチンを備えている物件が多いです。1Rと1Kで家賃に違いが無い場合は、迷わず1Kを選びます。
2.利便性の場合
都市部では駅からどれくらいの徒歩圏内か、都心にどれくらい近いか、始発駅かなど、様々な要因で家賃が変動します。基本的に都心近くの物件や始発駅の物件で徒歩10分圏内は家賃も強気です。また、利用者の多い沿線付近の物件も家賃が高くなりやすいです。例えば、私の住んでいた大阪では、御堂筋沿線がやはり高いです。
一方で利用者の比較的少ない沿線付近や駅から離れている物件は安くなりやすいです。そのため、家賃と治安、移動手段などを総合的に考えて落としどころを見つけていく必要があります。私の場合は、利便性を多少犠牲にしていました。駅から徒歩15分圏内のところにしたり、都心を避けた物件を選んだりしていました。正直、私はスーパーが近くにあれば良いという考えでしたので、駅への利便性の優先順位は低かったのです。
3.物件自体の質
学生時代にオートロックの付いていない物件に住んでいて空き巣に入られた経験があります。そのため、社会人になってからは、オートロックの物件に住むようにしていました。そのため、セキュリティ以外の物件の質は比較的目を瞑っていました。また、オートロック付きに限定して物件を探していると、明らかなボロ物件ともそうそう巡り合わず、良い塩梅のものが見つかりやすかったのです。
以上が、私の物件選びの落としどころです。物件は質を求めればきりがありませんし、理想通りの物件は早々見つかりません。でも、妥協点を増やしていけば選択肢は広がります。価格重視の方いれば、利便性重視の方もいたりと様々かと思います。ご自身のお財布事情を考慮して素敵な物件と出会えると良いですね。
心理の話をしているときよりイキイキしてないか?
そ、そんなことないよ。でもこうして振り返ってみると、20代の頃は、ちょっと物件にこだわりを持ち過ぎていたかなって思うよ。オートロック以外にもトイレとお風呂場のセパレートとかキッチン設備とか。今ならもう少し妥協できる部分が多いかもね。大阪から離れて地方都市に移ったからっていうのもあるけど、例えば、オートロックはもう必要ないかな。大阪より安全だからね(笑)。そのかわり、車が必須になったから駐車場代には気を使うようになったんだよね~。敷地内駐車場が無料のところもあれば、家賃とは別に駐車場代が掛かる物件もあったり。あ、それから、ガス設備も注意しないといけないよね。一般的に都市ガスの方がプロパンガスより安いんだけど、プロパンガスの物件の方が家賃が安い場合もあってその辺の落としどころが、、、、
長くなりそうなので今回はここまで!