2020年は新型コロナウィルスのおかげで世間の様相が一変してしまいました。このような世界全体を巻き込んだ重大事件は、人のこころにも大きな影響を及ぼします。今回は今の世の中が不安な人のために、少しでも不安を軽減する参考になればと思い、いくつかのヒントを解説していきます。
予測できない世の中が不安
皆さんは自分の仕事や生活のあらゆることが思い通りに進んだ時には、満足感や自己効力感を感じやすくなると思います。しかし、想定外のことや思いもやらない事態に陥ったとき、不安やストレスを感じてしまうのではないでしょうか?
アメリカの調査では、アメリカ人の3分の1近くの人がお金や経済、仕事についての不確実性ストレスを感じているようです。
昨今のご時世のような先が見えない事態に陥った時、人間はストレスを感じやすくなります。しかし、どのような時代であっても、確実な未来というものは存在しません。不確実な未来にどのように向き合い、不確実性へのストレスに対処していくか、そのヒントをご紹介したいと思います。
不確実なことへのストレスに対処していく10のヒント
1.自分に優しくなる
ストレスな状況をすぐに解消することはなかなかできません。そんな時は、ストレスに対して真っ向から戦いを挑むのではなく、時には避けたり受け流してみても良いのではないでしょうか。人生山あり谷あり。超えられる山もあれば越えられない山もある。ネガティブな気持ちをうまく受け流しながら、嵐が過ぎるのを待ちましょう。
2.過去の成功体験を振り返ろう
過去にうまくいった経験があれば、それが応用できるかもしれません。過去どの様にしてストレスを乗り越えてきたのか、今の状況に活かせることはないか振り返ってみることも良いかもしれません。
3.新しいスキルを身に着けよう
もし、今の生活が比較的落ち着いているのであれば、新しいことにチャレンジしても良いかもしれません。それが今までやったことのないスポーツでも芸術でも副業でも構いません。何か今の仕事とは関係のないスキルを身に付けておくことが、将来何かあった時の役に立つ場合があるかもしれません。
4.ニュースを見ることを制限しよう
現代はテレビだけでなく、スマホやネット環境の普及が著しいため、情報はすぐに手に入ります。様々な情報を手に入れることができるようになったことから、我々の生活はとても便利になりました。しかし、一方で、悪い情報を知る機会も増えていることから、それが心理的に悪影響を及ぼす場合もあります。精神的に辛いときに、悪い情報を得てしまうとますますしんどくなります。しんどい時には、あえて情報を遮断するようにしましょう。
5.内省してみよう
「友達が○○のことで悩んで自分に相談に来た場合、自分は友達に何を伝えることができるだろうか?」こういった場面を想像することで、俯瞰的にものごとを捉えられるようになり、違った視点からアイデアが出やすくなります。様々な事態を想定する時、誰かにアドバイスする自分を想像して、解決への糸口を増やしていきましょう。
6.セルフケアを忘れずに
セルフケアのためのルーティンがある人は、どのようなことがあっても、できるだけその時間を確保するようにしましょう。栄養なる食事や運動、睡眠にも気を付けましょう。ヨガや瞑想などの時間を持つこともストレス対処には有効です。
7.自分ではどうしようもない事態について考えることを止めよう
一人の人間にできることには限界があります。自分では対処しようの無い事態に対して考えることは止めましょう。
8.自分ができることに目を向けよう
どうしようもないことに対してくよくよ考える前に、自分ができることに目を向けていきましょう。
9.身近の信頼できる人を探そう
ストレスフルな状態が続いたり心配事が重なると、大体の人は一人で抱え込もうとしてしまう傾向にあるようです。時には、家族や友達に助けを求めても良いかもしれません。同様に、家族や友達が困っていたら、自分のできる範囲で助けてあげることも良いかもしれません。
10.専門家に訊ねてみよう
家族や友達にも言い辛い悩みやストレスがある場合は、専門家に助けを求めても良いかもしれません。心療内科やメンタルクリニック、カウンセラーを訪ねてみましょう。ストレスや不安に対処するためのスキルを身に付けるためには、専門家を頼ることが一番です。
あまり深く考えちゃダメってことだね!人間はいろいろ考えすぎなんだよ。
お前はもう少し考えて喋った方がいいと思うぞ。