「よし、カウンセリングを受けてみよう」
「この認知行動療法のワーク、頑張って続けてみよう」
そう思って始めたのに、数回でやめてしまったり、しばらく続けていたけれど気づいたら止まってしまっていた――そんな経験はありませんか?
仙台泉メンタルサポートオフィスにも、実はこうした声はたくさん届きます。
そして私たちは、こうお伝えしています。
「それは、自然なことです」
本記事では、カウンセリングや認知行動療法(CBT)が続かない理由を深掘りし、「なぜ続けにくいのか?」「続けるにはどうすればいいのか?」を一緒に考えていきます。
Contents
■ カウンセリングやCBTが続かないのはなぜ?
◉ 効果が“目に見えにくい”
例えば筋トレでは、「体が引き締まった」「服のサイズが変わった」といった変化が視覚的に感じられます。それがモチベーションにつながります。
しかし、カウンセリングや認知行動療法の変化は、多くが“内面的な変化”であり、目には見えにくいもの。
気づかぬうちに不安が減っていたり、人との関わりで少しラクになっていたりするけれど、それに「気づきにくい」という特性があります。
この“成果が見えにくい”点が、「ちゃんとやってるのかな…」「変わってないかも…」という不安につながり、続けづらくさせてしまうのです。
◉ モデルケースが少ない
カウンセリングや心理療法を継続して受けている人の話は、周囲であまり聞くことがないかもしれません。
ダイエットや筋トレのようにSNSで進捗をシェアすることも少なく、「目標にする誰か」が見つけにくいのも、心理支援の特徴です。
すると、「どうなったらゴールなのか?」「本当に変わっていくのか?」という見通しが立ちにくく、途中で足が止まりやすくなります。
◉ モチベーションが「波」になるのは当たり前
気分や体調、ライフイベント、人間関係…。それらが心に与える影響は大きく、モチベーションは上下して当然です。
そのたびに「やる気がなくなった自分はダメだ」と感じるのではなく、“波があっても大丈夫”という前提で取り組むことが大切です。
■ モチベーション維持のためにできること
◉ 「変わること」のメリットとデメリットを整理しておく
変わることは、いいことばかりではありません。
たとえば、不安が減って人ともっと話せるようになると、それまで逃げてきた問題に向き合う場面も増えるかもしれません。
変化にはエネルギーが要ります。そこに無意識の抵抗が起きるのは自然なことです。
モチベーションが下がったときは、「変わることのメリットとデメリット」を改めて書き出し、どちらも受け止めた上で、“それでも自分は変わりたいのか?”と問い直してみることが役に立ちます。
◉ 「落ちるのが当たり前」と思っておく
最初から「やる気が落ちる時期もある」と想定しておくだけでも、気持ちはずっとラクになります。
落ち込みは失敗ではなく、“プロセスの一部”です。
◉ 未来の「慣れた自分」を具体的にイメージする
ゴールを「不安がゼロになる」「完璧な自分になる」に設定してしまうと、遠すぎて気が遠くなってしまいます。
代わりに、「朝、ため息をつかずに起きられる自分」「友人と30分だけでも楽に話せる自分」など、“達成後の自分の日常”を具体的に思い描くことで、モチベーションが保ちやすくなります。
■ 続けるための「ちいさなコツ」
- 定期的に振り返る時間をつくる
週に1度、自分の変化を棚卸し。「先週より少し気が楽になった」など、ほんの小さな変化を見つけるだけでもOKです。 - 自分なりの“ゆるルール”を決める
「週に1回だけノートに書く」「書けなかった日は“書かない選択”もOK」など、完璧にやらなくても続けられる工夫をしましょう。 - 一緒に取り組む人や場所を見つける
誰かに話すことで、取り組みが長続きすることがあります。
「仙台 カウンセリング」で検索し、信頼できそうな相談機関を探してみるのも、継続の第一歩です。
■ まとめ:続けるためには「やり直せる前提」が大切
心理的支援の取り組みは、何度でもやり直していいものです。
そして、続けられない日があったことも、「心の変化の一部」だと、やさしく受け止めてください。
仙台泉メンタルサポートオフィスでは、継続のプレッシャーをかけず、あなたのペースに合わせてサポートを行っています。
「また始めてみたい」
そんな気持ちが芽生えたとき、ぜひご相談ください。
🟦 仙台でカウンセリングをご検討の方へ
仙台泉メンタルサポートオフィスは、無理なく、自分らしく、心と向き合うお手伝いをしています。
カウンセリングが初めての方や、続けることに不安がある方も、どうぞお気軽にお問い合わせください。