「また気分が落ち込んでしまった」「どうして私はこうなんだろう」と、自分を責めてしまうクセで苦しんでいませんか?
こうした落ち込みグセは、決して珍しいものではありません。当オフィスにも、「誰にも言えず、一人で抱え込んでしまう」「つい自己否定してしまう」といった悩みを持つ方が多くご相談にいらっしゃいます。
そこで今回は、落ち込みグセを和らげるための具体的な方法と、行動療法的な視点を取り入れた感情との付き合い方をご紹介します。
Contents
感情を整理するための具体的ステップ ─ 感情日記・感情ラベリング
気持ちが沈んでいるときは、頭の中がモヤモヤし、思考もネガティブに偏りがちです。そんなときにおすすめなのが感情日記や感情ラベリングです。
【やり方の例】
- ノートやスマホに、今の状況と感情を書き出す
例:「仕事でミスをして、同僚に注意された。悲しい、悔しい、情けない」 - 感情を一言でラベリングする
例:「悲しみ」「不安」「怒り」
感情を言葉にすると、気持ちを客観視でき、心の中が整理されていきます。
当オフィスでも、カウンセリングの中でこの方法を取り入れ、自分の感情パターンに気づくサポートを行っています。
ウィニコットの「抱えること(Holding)」と安心できる場の大切さ
心理学者ウィニコットは、人が安心できる環境や関係性を「抱えること(Holding)」と表現しました。これは、ただ話を聞くだけではなく、相手の不安や混乱を優しく受け止めることを意味します。
実は大人でも、「安心して本音を話せる場所」があることで、気持ちは大きく安定していきます。
仙台泉メンタルサポートオフィスでは、認知行動療法(CBT)の視点を活かしつつ、批判されずに安心して話せる場を提供しています。医療機関とは違い、予約の取りやすさや、じっくりと向き合う時間を大切にしています。
行動療法の視点:小さな行動が気持ちを変える
落ち込みグセを根本的に改善するためには、「気分が良くなったら行動する」のではなく、「まず小さな行動を起こす」ことが効果的です。これは行動活性化(BA:Behavioral Activation)と呼ばれる方法で、認知行動療法でもよく用いられます。
【具体例】
- どんなに気分が沈んでいても、5分だけ散歩してみる
- 簡単な家事(食器洗い、洗濯物をたたむ)を一つだけやる
- 好きな音楽を1曲だけ聴く
こうした小さな行動が積み重なると、次第に気分が改善し、自己否定や落ち込みから抜け出しやすくなります。
当オフィスでは、一人ひとりの状況に合わせた行動計画を一緒に考えていきます。
まとめ:落ち込みグセは変えられる
「どうせ私なんて…」「また落ち込んでしまった…」と感じたときこそ、感情を言葉にすること、安心できる場を持つこと、そして小さな行動を起こすことが大切です。
自分を責めるのではなく、まずは「できることから」始めてみましょう。
もし、一人では難しいと感じたときは、当オフィスにご連絡ください。
仙台泉メンタルサポートオフィスでは、落ち込みやすさ・自己否定・感情コントロールのお悩みに合わせたサポートを行っています。安心して話せる場所を探している方、認知行動療法に興味がある方、ぜひ一度ご相談ください。