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話せる自分を育てるカウンセリング環境|ロジャーズの理論と公認心理師/臨床心理士の基本態度

カウンセリングに来られる方の多くが、「家族や友人には言えないことを安心して話したい」と感じています。特に、当オフィスのある仙台でカウンセリングをお探しの方からも、「否定されず、批判されずに話を聴いてほしい」という声をよくいただきます。

この「安心して話せる環境」を作るためには、単にカウンセラーが優しくするだけでは不十分です。そこには、心理学的な理論と、資格を持つカウンセラーが大学院でしっかり学んできた専門的な態度が必要です。

今回は、その土台となるロジャーズの理論と、公認心理師・臨床心理士が学ぶ「必要最低限のカウンセラーの基本態度」について、わかりやすくお伝えします。

ロジャーズの理論が支える「安心できるカウンセリング空間」

心理学者カール・ロジャーズは、「来談者中心療法(パーソンセンタード・アプローチ)」を提唱し、カウンセリングにおいて以下の3つの態度が不可欠だとしました。

ロジャーズの3つの態度内容
受容(無条件の肯定的配慮)どんな話や感情も否定せず、その人の存在を受け入れること
共感的理解相手の立場や感情をできる限り深く理解しようと努めること
自己一致(誠実さ)カウンセラー自身が自然体であり、偽らず誠実に関わること

この3つが揃うことで、クライエントは「ここなら安心して本音が話せる」と感じられ、自己成長に繋がるのです。

大学院で学ぶ「カウンセラーに必要最低限の態度」

公認心理師や臨床心理士を養成する大学院では、実技や演習を通じて「最低限必要なカウンセラーの態度」を徹底的に学びます。

具体的には以下のようなものです。

✅ 話の途中で評価や否定をしない
✅ クライエントのペースを尊重する
✅ 言葉だけでなく表情や態度でも安心感を伝える
✅ 理解できないことは、正直に確認しながら進める

このような基本的な態度が、ロジャーズの理論と結びつき、「話せる自分」を育てる土壌となります。

仙台で安心できるカウンセリングを探している方へ

仙台泉メンタルサポートオフィスでは、公認心理師/臨床心理士の資格を持つカウンセラーが、こうした理論と態度を大切にしながらお話を伺っています。

「こんなこと話していいのかな」
「弱い自分を見せたくない」

そんな不安を抱えたまま、誰にも話せず苦しんでいる方は少なくありません。

カウンセリングは、無理に変わる場ではなく、「安心して話せる経験」を重ね、自分らしさを取り戻す場でもあります。宮城・仙台でカウンセリングを探している方は、ぜひご検討ください。

まとめ

安心して話せるカウンセリング空間は、偶然に生まれるものではなく、カウンセラーの理論的背景と誠実な態度が土台となっています。

ロジャーズの「受容」「共感的理解」「自己一致」、そして大学院で学ぶカウンセラーとしての基本態度が、安心の場を支えています。

「話せる自分」を少しずつ育てるために、仙台泉メンタルサポートオフィスでお待ちしています。