WAIS事例

20代・女性|WAIS-Ⅳ検査

転職を繰り返す日々から、自分にフィットする仕事探しへ

専門学校を卒業後、いくつかの仕事を転々としてきた彼女。その度に「自分に本当に向いている仕事は何だろう?」という疑問が大きくなっていきました。漠然とした不安を抱えながらも、どうすれば良いか分からずにいたところ、客観的な指標を得るためにWAIS-Ⅳ検査を予約されました。

能力の凸凹から見えた、強みと可能性

検査の結果、彼女の持つ「能力の凸凹」が明らかになりました。

言語や聴覚記憶に関する能力は非常に高い一方で、視覚的な構成力や処理速度は低いという結果です。これは、「耳で聞いたことや言葉で理解することは得意だが、目で見て情報を素早く処理したり、手先を使って組み立てたりする作業には時間がかかる」という特性を示唆しています。

私たちはこの結果を、「弱点」としてではなく、「特性」として捉え、彼女の強みを活かす働き方についてじっくりと話し合いました。

【カウンセラーからのコメント】 この結果は、新しい仕事に次々と挑戦するよりも、これまでの経験や知識を積み重ねて深めていく仕事が向いていることを示唆しています。また、スピード感よりも丁寧さや質の高さを重視する仕事で、彼女の真価が発揮される可能性が高いでしょう。

「これでいいんだ」と納得できた、自分との向き合い方

検査結果を踏まえ、具体的にどのような職業がフィットするか、また、現在の仕事でどのように特性を活かせるかを一緒に検討しました。

面談を終えた彼女は、安堵した表情でこう語ってくれました。

「ずっとモヤモヤしていた気持ちが、すっと晴れました。方向性を示してもらえたことで、今の仕事にもこの結果を活かせそうですし、次に仕事を探すことがあっても、自信を持って選べそうです。」

自分の特性を理解することで、彼女は「これでいいんだ」という納得感を得て、未来のキャリアプランを前向きに描き始めることができました。

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