ストレスマネジメント

キャビンフィーバー:自粛が精神状態に及ぼす影響

SAIKORO

新型コロナの影響の中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。外出自粛が求められ、思うように活動できない時期もあり、アウトドア派の人にとっては辛い年になったのではないかと思います。家の中で過ごす時間が増えたことで、イライラしやすくなったり、気分が落ち込みやすくなったなどはありませんか?今回は、外出自粛や家に留まることで起こる心身の弊害について解説していきます。

キャビンフィーバーとは?

 キャビンフィーバー(cabin fever)とは、長期間家の中に留まることが原因で、情緒が不安定になることです。現在、新型コロナの影響で外出自粛を強いられ家にいることが多くなっていませんか?普段からインドア派の人は、あまり苦ではないかもしれませんが、外出が好きな人にとっては、ストレスの溜まる一年になったのではないかと思います。さらに、首都圏では緊急事態宣言が発令されるようで、さらにストレスフルな状態になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 今回は、キャビンフィーバーについての解説とその対処法をまとめていきたいと思います。また、今回の騒動を期に外出機会が減ったり、一人で過ごす時間が増えたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?そういった方の「一人の過ごし方」の参考にもなるかと思います。

キャビンフィーバーの症状

 上記にも述べた通り、キャビンフィーバーは、長期にわたって外出できないことが原因で精神的に不安定なることです。主な症状としては以下のものがあります。

・イライラや焦燥感

・モチベーションの低下

・絶望感

・睡眠コントロールの低下(過眠や頻繁な昼寝等)

・集中力や忍耐力の低下

・無気力感

・憂うつさや悲しい気分

 これらの症状を放っておくと、うつ病や不安障害などの精神疾患に発展する場合もありますので、早めに対処していくことが良いでしょう。

キャビンフィーバーの対処法5選

外出する

 可能な範囲で外出しましょう。「屋内は密になったら心配」というなら、散歩やジョギングなどの屋外での活動をしていきましょう。天気のいい日に外に出て日光を浴びることは、体のサイクルを調整することに役立ち、睡眠リズムも整いやすくなります。体を動かすことで、気分の改善にも繋がるでしょう。どうしても外出が嫌な場合は、窓の近くで日向ぼっこをするだけでもOKです。

食事は3食摂取を

 外出の機会が減ると体を動かす機会も減るのでなかなかお腹が減らないかもしれません。そのため、食事一日2回になったり1回になることもあるかもしれません。しかし、食習慣を維持することは、心身の健康を保つために重要なことです。栄養バランスに気を付けた食生活を適切に保つようにしましょう。高糖質や高脂肪、ジャンクフードを制限し、できるだけ手料理を心掛けましょう。新しい料理にチャレンジしてみることも良いかと思います。

目標を設定する

 家で過ごし時間が長くなると、刺激が少なく張り合いが無くなるかもしれません。そんな時は、毎日、毎週の目標を設定しみると良いかもしれません。読書や資格の勉強などこの機会に何か目標を決めて始めてみましょう。

脳を使う作業をする

 テレビやネットサーフィンで気晴らしすることも良いのですが、これらは比較的脳を使わない行為です。クロスワードや、読書、脳トレなどの頭を使うゲームなどで脳に刺激を与えてあげましょう。オンラインで友人や家族と会話をすることも良い刺激になります。脳に刺激を与えたり、オンラインで誰かと繋がることで、無気力感や孤独感など減らすことにも役立ちます。

運動習慣をつける

 外出が難しい場合でも、屋内で運動することはできます。定期的に運動することで、イライラの発散や気分の改善に役立つでしょう。体幹トレーニングや腕立て、腹筋、背筋などの自重トレーニングは屋内でも十分実施可能です。また、ストレッチもリラックス効果が得られるため、取り入れてみましょう。

SAIKORO

外出自粛だからといってとにかく家に籠るのではなく、適宜外に出てみることを考えてもいいかもしれないね。

クロ

公園や河川敷などひらけた場所で運動することは問題ないと思うんだがな。

コロ

こんな時こそきぶんてんかんが大事だよね!