ストレスマネジメント

壁は乗り越えるもの!アスリートから学ぶタフなメンタルの養成方法

SAIKORO

皆さんは、人生で壁にぶつかった時、自分なりの立ち直り方を持っていますか?壁にぶつかってはへこたれたり諦めたり、時には壁にぶつかること自体を避けたりしていませんか?今回は、精神的に挫けそうな時、どのように立ち直っていくのかアスリートの考え方を参考に解説していきたいと思います。

なぜアスリートの考え方なのか?

 アスリートは、常にライバルとの競争や優れた記録を残すために並々ならぬプレッシャーに晒されています。皆さんも運動会や部活動、コンクールなどでとても緊張したことを憶えていませんか?世界のトップアスリートはそれらとは比にならないほどプレッシャーに晒されています。そのため、アスリートはこのようなプレッシャーをはねのけるために、肉体だけでなく精神的にもタフでなければなりません。このような中で、彼らがどのように考え、モチベーションを維持しているのかを知ることで、私たちの生活にも参考になる心構えを養っていく手掛かりになるはずです。

精神的強さの構成要素となる「4C」

 米国の研究では、精神的な強さを構成する要素は4つに分類されるとしています。

1.Challenge(挑戦):課題や壁を障害として捉えるのではなく、チャンスと捉える

2.Control(コントロール):自分自身で人生や運命をコントロールできると信じる

3.Commitment(傾倒):課題をやり通す力や達成するまでひたすら向き合うこと

4.Confidence(自身):「成功する」という強い自己信念を持つこと

同様の研究では、精神的な強さは遺伝的な要素を備えている部分があると指摘しています。しかし、近年では、学習やトレーニングを通して強化できるスキルであることも示唆されているとしています。精神的な強さは遺伝的な部分もありますが、後天的に身に付けていくことができる可能性もあるという事です。そして、アスリートはトレーニングの中で、自然とこれらのスキルを身に付けていると指摘しています。

まだまだある!精神的な強さを身に付けるための考え方7選

 上記の「4C」以外にも、精神的な強さを身に着けていける考え方があります。それを以下にご紹介していきます。

1.目標を成し遂げる力を信じる

 精神的にタフな人は、自分が成功できると信じています。この考え方は、アスリートの世界だけの話ではなく、私たちの日常の中ででも適用できます。

 例えば、学校で良い成績を取ったり、ダイエットをしたり、良くない習慣から抜け出すためには、まず自分自身を信じることが大切です。できない理由探しや言い訳といったネガティブな自問自答を避け、ポジティブな考え方に意識を集中しましょう。

2.外部報酬ではなく、自分自身のモチベーションを再認識する

本来のモチベーションは、個人の内側から来るものです。心理学の実験でも、外的動機づけよりも内発的動機づけの方が課題を持続しやすいとされています。内的モチベーションは、「自分がどれくらいできるのか」や「どこまでやれるのか」といった挑戦的な考え方を促進します。「誰かから褒められたい」、「お金をたくさん稼ぎたい」といった外部報酬に振り回されていませんか?そういった時は、自分自身の本来のモチベーションに今一度立ち返ってみましょう。

3.壁にぶつかってもへこたれない

精神的にタフな人は、壁にぶつかった時も新たな意志や考えを手に入れて、壁を跳ね除けています。壁にぶつかった時にはへこたれたり、諦めたりするのではなく、挑戦し続けることや目標を達成する決意を固めることに集中しましょう。2010年の女性アスリートの研究では、精神的な強さはネガティブな体験から脱することによって発達していくことが示唆されました。スポーツの世界でも日常生活の中でも、困難に直面することが、新たな解決方法を見出し、人を成長に導く糧になります。

4.自発的になろう

 精神的タフな人は、自分自身が望んだ人生を作り上げる努力をしています。目標を設定し、それに向かって追求し続ける自発性が大切です。目標を設定することで現時点での自分の立ち位置を把握することでき、目標に到達するための方法や努力が、自分自身の成長の助けとなります。例え、結果が伴わなくても、このようなプロセスを踏んできた経験が、次のチャレンジの際にも役立てることができるでしょう。

5.息抜きの方法を知っておく

どんなに精神的にタフな人でも、常に努力し続けることはでいません。頑張りすぎることが、心身の不調を招く原因にもなります。疲労感を感じたり、集中力を失っていると感じたときは、休息期間を設けるようにしましょう。一度課題と距離を置いたり、瞑想を実施することで新鮮な発想が生まれてくることもあります。

6.人生には好不調の波が有ることを理解しておく

 精神的にタフな人は、人生がいつも輝いていたりバラ色であることを期待していません。むしろ、逆境に晒されることを望んでおり、その中で適応し、打ち勝つ自信を持っています。2016年の研究では、逆境や競争が精神的な強さを養うことに役立っているという結果もあるようです。人が本当に何かを学ぶことは、大きな困難に直面した時です。逆境や失敗を恐れず、まずは行動していきましょう。

7.ポジティブに捉えよう

 目標を設定してひたむきに取り組むことが、精神的な強さを身に付けることに役立ちます。人は、努力し続けることによって、習得感や達成感を感じられるようになり、そういった感覚が、目標達成に向かう気持ちをさらに前向きにしてくれます。物事がうまく進まず、ストレスが溜まる時期でも、「達成できる」とポジティブに捉えることが、前に進む力や課題をやり続ける強さの糧になります。

SAIKORO

オリンピックやW杯を観ていていつも思うのですが、あの大観衆と国民の期待を背負った中で素晴らしいパフォーマンスを見せるアスリートの方々はすごいなと改めて思います。

クロ

ちなみにしんりやは、まぐれでいけた陸上記録会の県大会でもちびりそうになってたらしいぞ。

SAIKORO

本格的なタータンコートと地区大会とは比べ物にならないくらいお客さんにビビりまくりました。えぇ小学生の時の話です。

コロ

僕は人に見られるの好きだよ!その方がたのしいんだ!

SAIKORO

君のメンタルはすでにトップアスリート並みだよ。